はじめに
天井クレーンにおけるガーダ構造は、コストダウンや効率化の観点からロボット溶接による自動化が進み、ボックス構造が主流となっています。しかしながら、クレーンのリプレースを計画されているお客さまが、ボックス構造にする場合、ガーダ質量増加による建屋側全域への補強が必要となるため、建屋が老朽化していて補強できない場合や補強コストがかかりすぎることが課題となっていました。そこで今回、従来のガーダ構造復活に向け、設計・製造部門が総力をあげて、3DCADを用いた応力解析と現在の製造設備にあったモノづくりにより、プレートトラス構造やD型、モノガーダ構造を復活させることでクレーンの質量・輪重の軽量化に貢献しました。
プレートトラスガーダ式天井クレーン
設計・製造におけるすべての工程が匠の技によるフルオーダーメイドの天井クレーンとなっています。
D型ガーダ式天井クレーン
ロボット溶接技術を活用しながら軽量化を実現したセミオーダーメイドの天井クレーンとなっています。
モノガーダ式天井クレーン
ガーダ1本の軽量タイプを実現したセミオーダーメイドの天井クレーンとなっています。